会社は頭から腐る―あなたの会社のよりよい未来のために「再生の修羅場からの提言」

会社は頭から腐る―あなたの会社のよりよい未来のために「再生の修羅場からの提言」
タイトル会社は頭から腐る―あなたの会社のよりよい未来のために「再生の修羅場からの提言」
平均評価
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4.0点
口コミ数28件

現在:1ページ  |  該当口コミ数:28点  |  総ページ数:6ページ

題名トップのあるべき姿、社長の器を合理的・科学的に追及している示唆に富んだ書
評価点
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5点
内容シビアーでハードな歯に衣着せぬ語り口で、人間の本性というものをトコトン見据えながらも、「人」への深い愛情が感じられる情熱の書です。また、経営書、人材育成の書としても大変優れていると思いました。「会社は頭から腐る」というタイトル通り、トップは自分自身が常に腐らないように要注意しなければならないと同時に、それができなくなったら、直ちにその職を辞する覚悟と潔さが必要でしょう。「片手に論語 片手に算盤」、合理と非合理の狭間の難しい判断の局面もすべて飲み込んで、公正無私、公明正大・フェアーに、全従業員・家族のために、また、世のため人のために、状況に応じて正しい判断と全力で自分の仕事に、会社全体のことに傾注し続けられるかどうか、また正しい判断をし続けられるかどうか、それがトップの存在価値の分岐点といえるでしょう。本書はそのような様々な示唆に富んだくり返し読み返したい本です。
題名自分の会社は腐ってないか、何のために存在している会社なのか。本書から学べるものは大きい
評価点
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5点
内容公的資金注入などで銀行の資本力を増強するのが不良債権処理の大きな柱だとすれば、貸し出し先である不振企業を整理・再生させることは、もう一つの柱である。政府による不振企業買い取り機関として、2003年に産業再生機構が設立された。

 民間コンサルタントとして企業再生を手がけてきた冨山和彦氏が専務取締役COOに就任。産業再生機構は2007年に解散するまで、ダイエーやカネボウなど41の企業を支援した。

 冨山氏は本書の中で、「大事なのは人材である」と述べている。「会社そのものを救ってきたつもりは、実はまったくない。重要なのは、その中にある事業、とりわけそれを支える人材、だった」という。

「腐りかける会社のタイプ」という指摘も興味深い。冨山氏によれば、その中には意外にも、「名門一流大企業型」が含まれる。「本来優秀だった人さえも長年、組織の論理に浸かりすぎてきた弊害で、戦うプロフェッショナルとしてまったく機能しなくなってしまう」というから、難しいものだ。

 また、「会社は何のためにあるのか」という問いに対して、それは株主、債権者、従業員ではなく、事業のためにある。「事業至上主義だ」という言葉は、多くの企業再生を手がけてきた人の言葉だけに重い。

 自分の会社は腐ってないか、何のために存在している会社なのか。本書から学べるものは大きいはずだ。
題名企業再生の経験が詰め込まれた力作
評価点
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5点
内容三枝三部作に感銘して、同じようなトーンで書かれた本がないかと探していたら、まさにピッタリの本が見つかって驚いた。
三枝氏同様、企業再生という修羅場を闘った経験を有する冨山氏の提言は、三枝氏の主張とも重なる面が多い。共に、リーダーシップの重要性、組織運営の難しさにページを割いているところが印象的だった。
三枝三部作(特にV字回復の経営)をイメージしながらページを繰っていくと学習効果が非常に高いと思う。
題名「成功談より失敗談から得るものは大きい」という。
評価点
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5点
内容客観的な立場から失敗を見つめ、原因を突き詰めて、失敗した者たちと共に汗をかき見事な復活を遂げてきた筆者だけに、本書にまとめられたエッセンスは貴重だ。

その失敗談として取り上げられる事例の多くがバブル崩壊を期にその“腐ってしまった”醜態を晒した会社たちで、日本旧態の“気配り根回し”構造(ゲイマンシャフト)が80年代にはもはや機能せず、もしくは腐敗を促進し、放置されたことに起因する。
ゲイマンシャフトなる日本的会社構造とそこで働く者、特に管理職サラリーマンのインセンティブ(働く動機づけ)構造によりダメになっていった会社への筆者の考察は深く納得できるものであった。

上記は内的要因で、また外的要因としてグローバリズムがあり、その外圧は今後一層力強く日本に押し入るであろう。

日本はモノを輸入、加工し、輸出することで現在の地位を築いてきた、中国などの対外の影響力に怖じ気付いて、「美しい国、日本」などの自己満足的な叫びになんの意味がある。日本には資源がない。それだけに人財をフルに育て活かすべきところ、エリート管理職が既得権を自衛するために社会的に若者たちを育てずに来た。
その不利益を被るのが若者たちだけに罪は重い。
派遣社員として使い捨てるなど最たるもので、会社を仕切る者は国力低下を嘆く前になぜ景気が悪く国力が地に落ちるのか本書を精読し、胸に手を当てて“見たくないもの”を見て欲しい。

筆者は経営というものはそこに働く個々の人間の持つインセンティブ(=なぜ働くか、なにを大切に思い働くかの動機づけ)が組織、社会のインセンティブとの終わりなきシンクロ作業と説く。
経営職、管理職が自分のインセンティブのみを優先し、そこに働く人を単なる駒と見る時、会社はバラバラに腐り始める、特にもはや人海戦術では中国らアジアに太刀打ちできない日本では殊更に。
経済的な合理性突き詰めつつ、人の心(個々のインセンティブ構造と性格)をより深く理解できる能力を併せ持った者にこそ、これからの日本の会社の舵取りを任せるべき。
ただし、血反吐を吐いても根を上げずに現場で知識を肉体化する真のエリートになる覚悟も必要だ。

私自身、一地方の後継ぎ経営者として本書の「地方会社の腐る例」を読んで、あまりにその腐る手前の内情を見事言い当てられ、私が就職後数年、方向修正に奔走している事例が“腐る”一般例であったことに驚いた。
跡取りのいない旧態然の取引先、同業者が陶太されていく現状もよく理解できる。
経営者、管理職は必読の一冊である。
題名産業再生機構の具体的事例を、もっと知りたかったです
評価点
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3点
内容産業再生機構COOの方の本。

だから、もっと現場での体験記を期待していたのだが、
COOの眼から見た、日本企業の脆弱さ・病巣・未来への危機感の訴えを
中心として、同書は綴られていた。

書かれている内容は、
確かに実体験に基づいているものばかりで、説得力はあります。

ただ、できることなら、産業再生機構で
実際に目にしてきた、企業の問題点を、
全部ではなく、一部抜粋で構わないので、
具体的に、1社ずつ示して欲しかったです。

日本に対する提言がメインであり、
産業再生機構の具体事例を期待している方は、お控え下さい。
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